「1年待つのもキツイ」　人気過ぎて早くも続編が決定した24年冬アニメ

●『薬屋のひとりごと』
　2023年秋から2024年冬クールまで放送された『薬屋のひとりごと』は、言わずと知れた大人気作品です。毒と薬への執着は異常な主人公の猫猫（CV：悠木碧）が、壬氏（ジンシ／CV：大塚剛央）から面倒ごとを押し付けられながらも、後宮での仕事をこなし、さまざまな謎を解いていきます。

　1期では、花街で生まれ育った猫猫が後宮の下女になり、壬氏や玉葉妃（ギョクヨウヒ／CV：種﨑敦美）に出会います。そして、持ち前の知性と毒の知識で、さまざまな事件を解決していく姿が描かれました。最終回では、猫猫の実父である羅漢（CV：桐本拓哉）が、緑青館の元妓女で猫猫の実母である鳳仙（CV：桑島法子）を身請けしたところで終わります。

　最終回終了後には、2025年に第2期放送が決定したことが発表されました。第2期のティザーPVでは玉葉妃の妊娠による後宮内の勢力図の変化や、壬氏の命が狙われた事件など1期で残された謎についても触れられています。

　原作者の日向夏先生も「1期を見ていた時に視聴者の皆さんが覚えたであろう違和感が、2期でおそらく解消されるかと思います」とコメントしており、1期で張られた伏線の回収にも期待がかかります。

　ネット上でも「この作品は全体構想ができていて物語後半を知ることで理解が深まるらしいから2期が楽しみすぎる」「アニメ勢だけど続きが気になりすぎる。原作読むの我慢できるかな」「長い1年になりそうだ」など、期待の声があふれています。

●『姫様“拷問”の時間です』

『姫様“拷問”の時間です』（原作：春原ロビンソン、漫画：ひらけい）は、誰もが笑顔になれる「世界一やさしい『拷問』ファンタジーアニメ」ともいわれています。国王軍と魔王軍が衝突をはじめ、幾年月が経った世界で、王女にして国王軍第三騎士団「騎士団長」である姫（CV：白石晴香）は魔王軍に囚われてしまいます。

「拷問ファンタジー」の名のとおり、監禁された姫を待ち受けている拷問は「ほわほわの焼きたてトースト」「湯気がたちのぼる深夜のラーメン」「愛くるしい動物たちと遊ぶ時間」などの、ほっこりする誘惑の数々でした。

　そんな同作は最終回の放送後、第2期の制作が発表され、PVやビジュアルも公開されました。PVでは囚われの姫に迫る魔王軍の拷問官たちと、「拷問」に耐える姫の姿が描かれています。

　ファンの期待も高まっており、「魔王軍と国王軍が何故戦うことになったのか、2期ではその理由が描かれるのかな」「めっちゃ優しい世界が広がってて、笑えるし、随所の聖剣エクスのツッコミが好き笑　2期も楽しみ」「このアニメ最高すぎた、2期が始まるまでロス確定」など、さまざまな反応を呼んでいました。

●『七つの大罪 黙示録の四騎士』

　人気ファンタジーアニメ『七つの大罪』（原作：鈴木央）の続編となる『七つの大罪 黙示録の四騎士』は、『七つの大罪』本編の16年後の世界を描いています。「神の指」と呼ばれる辺境の地で祖父のバルギス（CV：大塚明夫）と暮らしていた少年パーシバル（CV：小村将）は、ある謎の騎士イロンシッド（CV：森川智之）と出会い、それまでの平穏な日常が壊されてしまいました。

　イロンシッドは、バルギスを「主君アーサー王を破滅へと導く存在」とされる「黙示録の四騎士」の可能性があるとして、斬り倒してしまうのです。そして、息も絶え絶えになったバルギスはパーシバルに、イロンシッドはパーシバルの父親であることを伝えると、息を引き取りました。

　父親を探し出し、どうして祖父が殺されることとなったのか真実を知るためにパーシバルは果てなき旅に出るというストーリーで、『七つの大罪』の本編を知らなくても楽しめる作品となっているのが特徴です。

　そんな同作は最終回の前に第2期の制作と2024年10月からの放送が発表され、ファンも大きな盛り上がりを見せています。「七つの大罪のほうはマンガ派だったけど、黙示録の四騎士をアニメで見てみたらめちゃくちゃよかった」「声優さん豪華だし、作画きれいだった。2期たのしみ」「盛り上がりに盛り上がったところで最終回だったから早く続きが見たい」「これを見て本編である『七つの大罪』も見たくらいなので2期の決定が嬉しすぎる」など、ネット上では歓喜の声が多々出ています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/51bb29c739c299dd81921ddc9fbfd474ecc1acec