「ジャンプ」伝説のマンガ編集者・鳥嶋和彦氏の4エピソード 鳥山明の500ページを「ボツ!」

1 :鳥獣戯画 ★:2021/12/28(火) 14:58:29.65 ID:CAP_USER.net
マグミクス12.28
https://magmix.jp/post/73317

●マンガ体験ゼロからスタートしたマンガ編集人生
マンガに関わる人にとって「週刊少年ジャンプ」は憧れの雑誌かと思いきや、鳥嶋和彦さんは、新入社員で「週刊少年ジャンプ」に配属されたときは大ショックだったと言います。というのも、鳥嶋さんはそれまでマンガをほとんど読んだことがなく、「週刊少年ジャンプ」という雑誌の存在すら知らなかったのだそうです。しかもバックナンバーを読んでも少しも面白いとは思えず、配属1週間で転職まで考えたのだとか。

そんな鳥嶋さんがなぜ「伝説のマンガ編集者」と呼ばれるまでになったのか? そこには独自の分析力がありました。さまざまなマンガを読んでいくうちに、マンガには「読みやすいもの」と「読みにくいもの」があると気付き、一番「読みやすいマンガ」として、ちばてつや先生の『おれは鉄平』にたどり着いたという鳥嶋さん。そこからさらに、猛烈な分析活動に入ります。

『おれは鉄平』の第1話を50回以上読み返し、すべてのコマについて「なぜこのコマ割りなのか」「なぜこのアングルなのか」など、その意味を分析してマンガの文法を体得したのだそうです。マンガ経験値がゼロだったからこそ、先入観なくマンガに取り組めたのかもしれません。

●初担当は『ドーベルマン刑事』
「週刊少年ジャンプ」で数々の漫画家を育てあげた鳥嶋さんが、最初に担当したのは『ドーベルマン刑事』を連載中の平松伸二先生でした。鳥嶋さんがまず考えたのは、雑談ができるくらいしっかりとコミュニケーションをとれる関係になること。当時20歳ほどで打ち合わせでもほとんどしゃべらない平松先生と、いかに会話をするかと頭をひねり、思いついたアイテムはなんとエッチなビデオだったそう。新作を見つけては持っていき、それをネタにして話をするという作戦です。これは見事にあたり、3か月後には会話のできる仲になったのだとか(それでも3か月もかかったんですね……)。

平松先生の描いた女性キャラに納得がいかず、原稿が仕上がっているにも関わらず描き替えさせたこともありました。アイドル雑誌「明星」のグラビアの榊原郁恵さんを示し、こういうイメージにしてくれと指示します。細面の美人から、かわいいキャラへと徹夜で描き直させたその回は、読者アンケートでも上位に飛躍し、『ドーベルマン刑事』人気に火をつけました。自分のアドバイスの手ごたえを実感できたこのとき、鳥嶋さんは初めて「マンガの仕事も面白いかも」と思ったそうです。

ちなみに、あまりにも容赦ない性格からマンガ界では鬼のように言われることも多い鳥嶋さんですが、平松先生の遠距離恋愛の相談にものっていたという天使な一面も。自伝的マンガ『そしてボクは外道マンになる』のなかで平松先生は、鳥嶋さんから「彼女は大事にしなきゃネ!! 何ンだかんだ言って……男は好きな女性の笑顔のために仕事するんだからさ!」と言われたと明かしています。

●鳥山明の500ページを「ボツ!!」
代名詞は「ボツ(不採用)」というほど、容赦なく「ボツ」を言い渡す編集者としても有名な鳥嶋さん。鳥嶋さんに見いだされ、『Dr.スランプ』や『ドラゴンボール』の大ヒット作をものにした鳥山明先生もその洗礼を受けたひとりです。

『ワンダー・アイランド』でデビューするも、読者アンケートで人気が出なかった鳥山先生は、その後1年間ひたすら原稿を描いては鳥嶋さんから「ボツ」をくらいまくります。その数なんと500ページ! その間「こうした方がいい……」などのアドバイスは一切なく、ひたすら「ボツ!」「ボツ!」「ボツ!」。 でもこれぞ、マシリト流の漫画家の育て方なのです。

鳥嶋さんは「いかに作家に無駄弾を撃たせ、いかに何度もダメ出しをするか」が大切だと言います。それは漫画家自身に「自分は他人よりなにが優れているか」を悟らせるため。編集者のアドバイスではなく、自分自身で気付くことで漫画家は初めて成長するという信念が、鳥嶋さんにはあるのです。

「ボツ」をくらい続けた鳥山先生はやがてアラレちゃんにたどり着き、『Dr.スランプ』という大ヒット作を生み出します。作品の中に出てくるマッドサイエンティスト「Dr.マシリト」は、鳥嶋さんから「一番嫌いな人間をイメージして描け」と言われ、鳥嶋さんをモデルに作り上げたキャラクターだといいますが、どこか憎めない悪役というところに、鳥山先生からの愛も感じますね。

●大ヒットゲームの立役者も実はマシリト
(本文略)

子供の頃から本が好きで、本当は文藝春秋社に入りたかったという鳥嶋さん。けれども就職する年度には採用がなかったため、集英社に入社することになったのだそうです。そのおかげで私たちは、日本の宝のようなマンガやゲームと出会うことができたともいえます。

2 :なまえないよぉ〜:2021/12/28(火) 15:20:52.33 ID:h+vmsetg.net
鳥嶋「素晴らしい!ホラ、見て御覧なさい!
鳥山さん、こんなに綺麗な花火ですよ・・・」
3 :なまえないよぉ〜:2021/12/28(火) 15:38:46.59 ID:73E0dqyU.net
スラムダンク終わらせたのは許すまじ
5 :なまえないよぉ〜:2021/12/28(火) 16:01:33.68 ID:wKZLZMKf.net
売れまくったせいでDBの後に書いた作品を若い編集がボツに出来なかったからズルズルと沈んでいったな
6 :なまえないよぉ〜:2021/12/28(火) 16:06:25.19 ID:habhjMOY.net
持ち込みした高橋留美子の才能を見抜けなかったことは?
7 :なまえないよぉ〜:2021/12/28(火) 16:08:17.35 ID:ghxIIZIL.net
>>6
あれがジャンプに載ってたとして
今ほどにずーーと掲載し続けたかと言うと・・・
8 :なまえないよぉ〜:2021/12/28(火) 16:08:41.14 ID:Jd/7XTpZ.net
スラムダンクは井上が同人誌で
ヤオイネタにされてるのに腹立てて
終わらせることにしたと聞いたが
間違いか?
ネットやってない時代に聞いたからネット情報ではない
12 :なまえないよぉ〜:2021/12/28(火) 18:29:56.02 ID:ajKtm6yF.net
>>8
空耳じゃね?
20 :なまえないよぉ〜:2021/12/28(火) 20:43:53.03 ID:lHdRjovT.net
>>8
キャプ翼の作者が怒りのコメント書いてたのは有名だけどなぁ
それでも別に連載やめたりしなかったしな
スラムダンクの頃にはもう人気作なら当たり前のことだった
9 :なまえないよぉ〜:2021/12/28(火) 16:30:31.87 ID:kmHbqFjJ.net
たまたま売れた作家の編集だった。
それ以上のものはない。
ただ、前時代的なのを除けば鳥嶋は知的だから好きだわ。
16 :なまえないよぉ〜:2021/12/28(火) 19:24:26.49 ID:sIm+dAM0.net
>>9
鳥島の上の世代ってやくざみたいなのばかりみたいだもんな
昔のジャンプの漫画裏話的なの読むと
10 :なまえないよぉ〜:2021/12/28(火) 17:56:28.42 ID:eTzXjYRf.net
高橋の才能見抜けなかった点といい俺もそう思うね
そもそも既に業界トップの位置にいたジャンプで成功したからって
果たしてそれが本当に実力があったかどうかね。
個人的には初期から西村辺りまでは(部数伸ばしたという点においては)評価するが
鳥嶋辺りは単に黄金期のジャンプに乗っかってただけでは?という感は拭えないね
当時から能力のある人ほどまずはジャンプに応募するからねえ、編集はあまりにも無能でなければ務まる状況
11 :なまえないよぉ〜:2021/12/28(火) 18:11:56.28 ID:hbd317gC.net
すなみちゃん(トイレット博士)(マッドブル34)の後の人?
23 :なまえないよぉ〜:2021/12/28(火) 21:06:02.46 ID:ChakD1ZH.net
>>11
うわー。すごい。
マッドブルはもっと後だね。
13 :なまえないよぉ〜:2021/12/28(火) 18:33:02.80 ID:A9/IBjus.net
【韓国政府】「佐渡島の金山」の世界遺産登録推進 日本に撤回求める [12/28] [昆虫図鑑★]
14 :なまえないよぉ〜:2021/12/28(火) 18:35:33.76 ID:hzhtwPhZ.net
今は白泉社の社長
15 :なまえないよぉ〜:2021/12/28(火) 19:03:31.95 ID:NVRuXJkd.net
むごい
18 :なまえないよぉ〜:2021/12/28(火) 20:09:18.91 ID:IQMbG4wS.net
漫画雑誌は同級生から読めと渡されたのしか読んでないんだが
昔はジャンプよりもマガジンが面白かった気がする
高橋留美子のころはサンデーで、流行ったのはあだち充だったと思う
19 :なまえないよぉ〜:2021/12/28(火) 20:15:37.93 ID:rM7POoXl.net
Dr.スランプみたいな平和な漫画を書くやつから無理やりドラゴンボールを描かせる奴にするにはこれくらい狂ってないと無理なんだろうなw
売上的に正解だったと思うけど作者は全然おもしろくなかったと思うわww
21 :なまえないよぉ〜:2021/12/28(火) 21:01:24.19 ID:VA450weF.net
んぢゃ
22 :なまえないよぉ〜:2021/12/28(火) 21:03:40.98 ID:hHWccS4W.net
失礼な話を武勇伝みたいにしゃべるバカっているよね
24 :なまえないよぉ〜:2021/12/28(火) 21:19:34.17 ID:QTWnax+F.net
でも、ボツを繰り返していなかったら、ドクタースランプもドラゴンボールも全く別物の面白くない絵が可愛いだけの作品になってた可能性が高いからね
25 :なまえないよぉ〜:2021/12/28(火) 22:35:10.39 ID:EbZw+uek.net
マシリト抜きで鳥山明本人の描きたいように描かせてたら、Dr.スランプは「則巻千兵衛博士の珍発明」ネタ中心で、アラレちゃんは第一話限りの使い捨てキャラだった。恐らくよくて数巻ぐらいしか続かず、カルト的な人気を持つ高い画力のマイナーギャグ漫画になってたんじゃないかな。
26 :なまえないよぉ〜:2021/12/28(火) 22:51:38.42 ID:T2XdFltL.net
>>25
鳥山明の初期短編集を見ると、本人の好みは明らかにアメリカ映画でギャグやることなんだよな
確かに画力はクソ高いけど、あれだと人気出るわけないから、マシリトが変えさせるのも無理ないと思う
28 :なまえないよぉ〜:2021/12/29(水) 09:30:26.10 ID:e14Nhwjs.net
「ドーベルマン刑事」は面白かったなあ。
ドラマは内容が全然別モノだったせいか、大爆死してたけど。
29 :なまえないよぉ〜:2021/12/29(水) 09:48:27.55 ID:LS9a4Gae.net
たしかマシリトが初めて出たときは、
いつもは締め切り前に原稿を仕上げる鳥山明が
いくら催促しても持ってこず締め切りぎりぎりで
持って来たんだよな。
で、時間がないからそのまま印刷と
32 :なまえないよぉ〜:2021/12/29(水) 11:18:31.84 ID:j+jrX8Oq.net
○作劇場を見ればマシリトの偉大さがわかるな
34 :なまえないよぉ〜:2021/12/29(水) 12:09:39.72 ID:KsXlp9CC.net
漫画家ではないが漫画家の前段階にはなりうる、って認識なんだろw(最近そう改めたかもしれんがw
漫画形類みたいな(と言っても分かる人少なそう)
36 :なまえないよぉ〜:2021/12/29(水) 12:28:04.19 ID:lWutanyy.net
真面目な質問なんだけど、マンガの編集者という仕事は必要なの?
最終的にチェックしたり取りまとめる仕事は必要だと思うが…

開花させた才能と潰した才能と、どちらが多いか気になる

引用元:http://anago.2ch.sc/test/read.cgi/moeplus/1640671109