https://www.fnn.jp/articles/-/204758
┃声優には敏感、アイドル・2.5次元俳優にはあまり興味なし
ライトオタク層は、ほとんどが「声優には興味がない」と回答していますが、BLファンは回答がほぼ全項目に分かれる結果に。
この結果から、BLファンは声優への関心が非常に高いことが分かります。
BLファンが声優に詳しい背景には、若手男性声優の登竜門ともいわれるBLCDの影響が大きいと考えられます。
また、BLCDへの出演がないに等しい津田健次郎さんや宮野真守さんも人気なことからは、アニメへの関心の高さも同時にうかがえます。
ここまで、漫画、アニメ、またそれらから派生する声優などの2次元ジャンルを取り上げてきましたが、2.5次元・3次元への関心はどうでしょうか。
アニメ人気から舞台化されることも多いですが、舞台俳優いわゆる2.5次元俳優にはあまり関心がないようです。
こちらは、ライトオタク層のほうが比較的詳しいように思えます。
続いては、3次元のアイドルです。
こちらも2.5次元同様関心は低め。
また、2.5次元同様にライトオタク層のほうが関心は高いようです。
以上から、漫画やアニメの2次元はBLファン、舞台俳優やアイドル2.5次元・3次元はライトオタク層のほうが関心が高いことが分かりました。
ここまでは主に男性がメインの作品やアイドルなど、男性に焦点を当てた内容でしたが、次の回答からはBLファンの女性キャラクターの好みが顕著に表れました。
┃ドラマや少女漫画ではサバサバした強い女性主人公が人気
好きなアニメからは、BLファンらしい結果が見られましたが、ドラマや少女漫画の好みからはまた違った特徴が見られました。
BLファン・ライトオタク層ともにドラマも少女漫画もまず「見ない」「読まない」という人も多いですが、その中でも人気のラインナップを見るとある共通点が見えてきました。
下記は、ドラマ・少女漫画それぞれの上位4作品です。
ドラマ:「アンナチュラル」「逃げるは恥だが役に立つ」「SPEC」「花ざかりの君たちへ」
少女漫画:「ヲタクに恋は難しい」「ちはやふる」「NANA」「となりの怪物くん」
これらの作品の主人公の女性・女の子はみんな、サバサバしているもしくは強気な性格。
ストーリーの面白さはもちろんのこと、メインキャラクターにいかに感情移入できるかが重要なポイント。
多くの人は、芯がしっかりしていて、自立しているヒロインに共感を覚えるのかもしれません。
BL作品の中では「地雷」といって読者にとってNGな存在にもなりうる女性キャラクター。
そんなBLファンの女性キャラクターの好みがよくわかる結果となりました。
ここまでBLファンの嗜好をライトオタク層を比較しながら見てきましたが、ではそういった好きなものへの向き合い方はどう違うのかを見ていきたいと思います。
┃出し惜しみはせず、後悔もしない。一途にスキを追い続ける
漫画やアニメのオタクジャンルは、原作だけでなく原作から派生したグッズやイベントが多いです。
ハマればハマるほど日々のオタ活の出費が増えますが、1か月平均でどのくらいお金を使っているのでしょうか。
ライトオタク層は1000円〜5000円が圧倒的に多いですが、対するBLファンは5000円〜5万円までの回答数が大差ないことに驚きです。
好きなことには出し惜しみはしない、そんな人が多いのかもしれません。
一度ハマれば容易には抜け出せないオタク沼ですが、いつかはその熱が冷める日が来るかもしれません。
そんな時、それまで費やした時間とお金についてどう考えているのでしょうか。
基本的に「なんとも思わない」人が多いですが、ライトオタク層との違いでいうと、BLファンは「今までつぎ込んだことを誇りに思う」人が多いです。
作品や推しがもたらしてくれた幸福感はBLファンにとってはプライスレスなのかもしれません。
では最後に、ずばり!BLファンとはどのタイプのオタクなのでしょうか。
一目瞭然、何より作品を読むことが好きなことが分かります。
2番目に多かったのが、「好きなものについて他の人と語り合いたい」という回答。
BLというジャンルはなかなか身近な人と共有しずらい部分がありますが、素敵な作品と出会えた時は誰かと共有したくなります。
オタクは基本的に語りたい、共有したいと思う人が多いので、それがよくわかる結果となりました。
(一部略、詳細、グラフはリンク先で)
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