【声優】松岡禎丞にできない役はない！？　キリトも伊之助も演じてしまうストイック声優

王道主人公から狂人・変態まで！　ギネス記録も持つ天然努力家・松岡禎丞

『鬼滅の刃』嘴平伊之助役　画像はBlue-ray6（アニプレックス）

　松岡禎丞（まつおか・よしつぐ）さんは『鬼滅の刃』嘴平伊之助役や「ソードアート・オンライン」シリーズでキリト役を演じており、人気作品の主人公役を次々と務める人気声優です。その一方で、狂人や変態などの個性的なキャラクターも演じており、その演技力には定評があります。ご本人は人見知りで天然キャラと、周りの人にも愛される松岡さんの魅力についてご紹介します。

　松岡さんの代表作としては上記の他に、『食戟のソーマ』幸平創真役、『エロマンガ先生』和泉正宗役、『五等分の花嫁』上杉風太郎役と人気作品の主人公役が多く、2011年に初めて『神様のメモ帳』藤島鳴海役で主演を務めたところ、同年度に「第6回声優アワード」で新人男優賞を受賞しています。そんな松岡さんが声優を目指したきっかけは、石田彰さんの役の演じ分けに驚いたこと。
『東のエデン』AKX20000役で声優デビューを果たし、『ソードアート・オンライン』キリト役で広く知られるようになりました。その後もさまざまな役を演じながら、「第10回声優アワード」で主演男優賞を受賞・「1人の声優によりモバイルゲームに提供されたセリフの最多数」としてギネス世界記録に認定されるなど、数々の記録を打ち立てています。

　そんな松岡さんの魅力のひとつは、かなりの努力家であることです。どの現場にも全力で取り組むことで有名な松岡さんは、以前リテイクが出ると「落ち着けー！」と自分で自分をビンタする癖があったほど。声優になる前も、地元である北海道から上京し、新聞奨学生として新聞配達をしながら代々木アニメーション学院を卒業しています。こうしたストイックな面がある一方で、天然で人見知りな「愛されキャラ」の一面もあります。
『ソードアート・オンライン』で長年共演しているアスナ役の戸松遥さんは、松岡さんを「いるだけで面白い」「皆にいじられている」と評したほどです。こうして現場のムードメーカーとしても愛されている松岡さんですが、若手時代は人見知りで、現場では台本を熟読するふりをしていたのだとか。しかし実際に仕事への愛情も深く、後輩たちから「少しは休んで僕たちに役をください」と言われてしまうそうです。
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