【漫画】 『パリピ孔明』がやたらと面白い　孔明が渋谷に転生！ 出落ち感のなさに期待大

2020.01.29

　新たな転生者がやってきた。異世界転生ものがひとつのテンプレになった現在。よっぽど工夫をしなければ凡庸な作品として埋没してしまう。

　そうした中、新たな転生ものがやってきた。講談社の「コミックDAYS」に掲載されている
四葉夕卜/小川亮『パリピ孔明』である。

　この作品、五丈原の戦いで死期を迎えた諸葛亮孔明が若い肉体と共に現代日本に転生してくるというストーリー。しかも、転生した先はチャラい感じのパリピが集まるクラブである。孔明は、そこで出会ったシンガーを目指す少女の軍師として新たな人生を決意することになる。

『三国志』の孔明といえば、日本では世の中の大半の人が知っている有名人。なので、これまでも孔明の転生ものは存在する。志茂田景樹の架空戦記小説『孔明の艦隊』がそれである。これは、ミッドウェー海戦で敗北した山本五十六に孔明が下りてきて日本軍大勝利というトンデモな展開として、いまだに語り継がれている作品。

　ようは、誰もが知っている歴史上の人物ゆえに勢い重視で、いくらでも面白くできるのが孔明という人物なのである。

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