ロボットと少女の組み合わせに、真っ向から挑んだ『マリオネットカンパニー』。見た目が可愛いだけでなく、ゲーム性と物語の双方から、このモチーフに切り込んだ良作です。
その他 特集 2019.5.20 Mon 16:30
ロボットやアンドロイドに女性の要素を盛り込んだ、いわゆる「ロボ娘」「メカ少女」といった存在は、アニメや漫画、そしてもちろんゲームでも、昔から活躍を続けてきました。
ゲームの中では、戦闘で活躍するRPGから恋愛要素のADVまで、様々なジャンルに登場。また、無垢な存在からの成長・進化を辿るモチーフとしても優れているため、育成ゲームのヒロインになることも。本日、2019年5月20日の20周年を迎えたプレイステーションソフト『マリオネットカンパニー』も、アンドロイドを育てていく育成ゲームのひとつです。
育成ゲームといえば、少女を様々な未来に導く『プリンセスメーカー』シリーズや、学生を指導する教師の立場となる『卒業』シリーズなどが、本ジャンルの人気を後押ししました。また、『ときめきメモリアル』では、魅力的な女の子たちに振り向いてもらうため、主人公である自分自身を磨きます。
複数のヒロインを同時に育てたり、自分自身を育成したりと、育成要素には様々な形がありますが、『マリオネットカンパニー』で育てるアンドロイド(作中では“マリオネット”と呼ばれます)は一人だけ。攻略可能なヒロイン自体は複数いますが、前田千亜季さん演じるマリオネットと最も長い時間を過ごすことになります。
一人のキャラクターと向き合う時間を軸とする『マリオネットカンパニー』は、彼女の成長に着目した作品と言い換えることもできます。そして、広さではなく深さを選んだ本作は、多くのユーザーに忘れがたいタイトルとして記憶に残りました。今回は、そんな思い出深い作品に向けたユーザーの想いを交えつつ、『マリオネットカンパニー』も歩んだ「ロボ娘」「メカ少女」の大きな流れを軽く振り返ってみたいと思います。
◆ロボットと少女の組み合わせは、男子の夢!? いつの時代も注目を集めるコンテンツに
ロボットやアンドロイドに女性要素を盛り込む形は、昔から多くの作品で取り扱われてきました。例えば「マジンガーZ」では、「アフロダイA」などの巨大な女性型ロボットが登場。「サイボーグ009」のサイボーグ戦士「003」(フランソワーズ・アルヌール)も、印象深いキャラクターのひとりです。また、「Dr.スランプ」の「則巻アラレ」も、人間を軽く超える身体能力で、多くの読者を驚かせた愛すべきアンドロイドです。
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『マリオネットカンパニー』が発売された当時のゲームタイトルでは、同じくプレイステーション向けに登場した『ToHeart』が、約2ヶ月前に発売されています(原点となるPC版は1997年発売)。『ToHeart』には、「HMX-12“マルチ”」と呼ばれるアンドロイド(作中では“メイドロボット”)が登場し、ロボットと人間の恋愛を描いたシナリオが好評を博しました。
少女型ロボットが登場するゲームとしては、『ワンダープロジェクトJ2 コルロの森のジョゼット』も外せないところです。こちらは1996年に発売されたニンテンドウ64ソフトで、コミュニケーションを通じてアンドロイド(作中では“ギジン”)を育成していきます。リアクションや感情表現などが豊かで、その成長ぶりについつい思い入れが増してしまうほどです。
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画像はiモード版のものです
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『マリオネットカンパニー』の魅力や特徴、そして読者の熱い想いを紹介!
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《臥待 弦》
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